UnrealEngine4のJoyStickの設定方法まとめ

UnrealEngine4でJoyStickに設定方法をまとめたいと思います。
JoyStick用のクラスとして、TouchInterfaceクラスがあり。
パラメータを編集することで、動作を変えることができます。

UnrealEngine4 Touch Interface設定画面

JoyStickの表示・非表示設定

ue4のプロジェクトを作成するときに、mobileを選択すると、自動的にJoyStickが表示されますが、 以下の設定で、表示・非表示を切り替えることができます。

上部メニューから設定 → プロジェクト設定 → 左メニューよりインプットを選択 → Mobile項目からDefault Touch Interfaceをなしにすると、
非表示なります。

タッチインターフェイス設定クラスを作成する

ue4にはタッチインターフェイス設定というクラスがあり、
このクラスで、JoyStickの設定を自作することができます。
また、Engine/MobileResource/HUDの中にDefaultVirtualJoysticksという
タッチインターフェイスクラスがあるので、それをコピーして編集してもOKです。

作成するには、
新規作成 → その他 → タッチインターフェイス設定を選択します。

JoyStickの表示位置を変える

割り当てられているタッチインターフェイス設定をダブルクリックして、 編集画面を開きます。

編集画面を開いて、Controls項目を展開します。
その中に、Centerという項目があり、これが表示位置に該当します。

カーソルを当てると表示させる説明にあるように、0 ~ 1の間の数値を入力すると、画面の比に応じた位置にJoyStickが配置されます。
defaultにあるように135とすると、135pixcelの位置にJoyStickが配置されます。

JoyStickを画面中央に配置する

Controls → CenterのX or Yに0.5と入力します。
0.0 ~ 1の間は、相対位置になるので

JoyStickが有効になるタッチ範囲を変える

TouchInterfaceクラスでは、JoyStickが有効になるタッチ範囲を変えることができます。
Center項目はJoyStickの表示位置を表しますが、
ControllsのInteraction Size内で画面をタッチすれば、
対象のJoyStickを操作することができます。

またInteraction SizeはCenterの位置から相対サイズになっています。
Interaction Sizeに0を入れるとタッチ自体が無効になります。

Interaction Sizeも0 ~ 1の間では、相対サイズを指し、
1を超えると絶対サイズになります。

JoyStickの表示サイズを変える

JoyStickの表示サイズを変えるには、VisualSizeを変更します。
0 ~ 1の間では、相対サイズを指し、1を超えると絶対サイズになります。
指定したPadのサイズに関係なく、拡大縮小されるようです。

下図のように、visualSizeを大きく設定すると、外側の部分が拡大され、
入力が有効になる範囲が変わります。

JoyStickの中心点の表示サイズを変える

JoyStickの中心点の表示サイズを変更するには、ThumbSizeを変更します。
0 ~ 1の間では、相対サイズを指し、1を超えると絶対サイズになります。

JoyStickに設定できる項目一覧

項目名 役割
Center JoyStickを表示する中心点
Visual Size JoyStickの外側の表示サイズ
Thumb Size JoyStickの中心点のサイズ
Interaction Size JoyStickが有効になる範囲
Input Scale addMovementInputに渡すことになるであろうscale値
入力された時の大きさを表す。

UnrealEngine4.21で確認しています。

初版:2019/5/26
2:2019/6/1

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